音楽部Jazz班
西棟 B1 音楽室
団体情報
(Ⅰ)日程・公演時間:4/26(Day 1) 11:35-12:30
4/27 (Day 2) 14:15-15:30
※公演時間は多少前後する可能性があります。
※開場時間は各公演開始の10分前となります。
整理券配布時間:4/26(Day 1) 9:00~
4/27 (Day 2) 12:45~
※都合上、整理券をお持ちでない方は公演をご覧になれません。ご了承ください。
※整理券配布は規定数が無くなり次第、終了します。お気をつけください。
(Ⅱ)演目紹介
曲紹介
Secret Love
原曲は映画『Calamity Jane』の挿入歌。JAZZのスタンダード・ナンバーというだけでなく、歌についても様々なシンガーにカバーされている(アカデミー賞を受賞したDoris Dayのバージョンが最も有名であろう)。
普遍的かつ感情豊かなメロディーやシンプルな曲の構造により、様々なアレンジや解釈が可能である。
Days of Wine and Roses
邦題:酒とバラの日々。原曲は1962年公開の同名映画『Days of Wine and Roses』で、曲がヒットして間もない1964年に収録されたOscar Peterson Trioの演奏が有名である。
原曲はバラード調のローテンポであるが、Jazzではしばしばミディアムスウィングで演奏される。
軽快なメロディーの中に時折感じられる切なさは原作の映画のように酒に溺れていく様が表れている。
Love them from Spartacus
1960年の世界的名作の映画『スパルタクス』に使用されたAlex Northのそれを原曲とするスタンダード。Miles Davisのテイクも有名だが、オーボエを用い、映画ラストの悲劇的なシーンでの曲を織り交ぜて、激情を押し殺す涕泣を表現したラストシーンを見事に顕現させる、そんな憂愁を感じさせるYousef lateefのテイクがJazzでは原曲とされることが多くなっている。nujabesが「Metaporical music」の「The final view」でサンプリングした曲もこのテイク。
A Night in Tunisia
1943-1944年に作曲されたエキゾチックなメロディーが心を揺さぶるモダン・ジャズのスタンダード・ナンバー。作曲者はトランペットプレイヤーのDizzy GillespieとピアニストのFrank Papareli。1940年代はCharlie ParkerやGillespieらを筆頭に新しいスタイルのビバップ・ジャズが広まっていった時期で、ユニークな曲調が当時のミュージシャンに好まれ、盛んに演奏されるようになってから、1950年代のハード・バップ時代までにはジャズ・スタンダードとして完全に定着していた。テーマ部におけるアフロキューバとswingのリズムの組み合わせと夜のシディ・ブ・サイドを想わせる華やかなメロディーが魅力的。
Blue Train
あまりにも心を打つJazz。1957年、音楽家としての熟達期を迎えていたJohn coltrane。かねてからの約束としてブルーノートレコードからアルバムを出すことになり、coltraneは旧知のマイルス・デイヴィス・バンドのメンバーに加えてリー・モーガン、カーティス・フラーの最高のメンバーを集め、また自身も作曲家として最高の曲を書く。そんなふうにしてレコーディングされたアルバム『Blue train』そしてタイトル・トラック「Blue Train」。
まさに珠玉の逸品である。
Blue bossa
物憂げなメロディが人気なジャズスタンダード。1961年のリオ行きの経験を元にKenny Dorhamが作曲。ハードバップとボサノヴァを融合させた形が人気になった。当時まだ新人であり、ケニー・ドーハム・クインテッドのサックスだったjoe hendersonの初レコードの為にプレゼントした曲と言われている。なお1950年に流行したシャンソンの名曲「パリの空の下で」に相当酷似しており、リオ行きの話を信じすぎない方が良いのかもしれない。
Four on six
作曲者はWes Montgomery。1959年に発表された超名盤「The Incredible Jazz Guitar」に収録された。wesの 十八番なのかやけに長いソロを弾くことが多い。題名の「6の上の4」とはギターの6本の弦を4本の指で弾くという意味であるらしい。またこの曲のコードを鑑みると「summer time」をwesがリハーモナイズした曲だという説もあり、そういった点でもwesらしさが垣間見える曲である。
It don’t mean a Thing
「スウィングしなきゃ意味ないね」というキャッチーな邦題で名の知れているファスト・ジャズのスタンダード・ナンバー。作曲者はピアニストのDuke Ellington。曲名はトランペットプレイヤーのBuddy Milesが信条としていた言葉であるとされている。
ビッグバンドやボーカル付きで演奏されることが多い。4ビートのファスト・スウィングの軽快なリズムやアダルトな雰囲気を醸し出すメロディーを聴けばたちまち踊り出したくなるような一曲となっている。
misty
あまりにも有名。1954年にErroll Garnerが著して以降常に人気と言っても良く、様々なアーティストによってカバーされており、ジャズスタンダードとしての地位は確かである。妖艶で美しいメロディがJohnny Burkeによって書かれた歌詞とともに長く愛されている。映画『Play Misty for Me』(恐怖のメロディ)で使用されたことでも有名である。
Up Jumped Spring
ジャズトランペット奏者、フレディ・ハバードが作曲し、1967年のアルバム『Backlash』で初めて発表された一曲。
軽快なリズムと可憐な旋律が、まるで春の訪れを感じさせるかのように印象的なジャズワルツである。
今回の演奏会では高校二年生のトリオ編成でお届けする。
Tenor Madness
1956年、ソニー・ロリンズが発表したアルバム「Tenor Madness」のタイトル曲。彼はこの曲のほかにも「St.Thomas」「Airegin」「Oleo」など多くのスタンダードナンバーを発表していることで知られている、ハードバップ期の代表的なテナーサックス奏者である。ロリンズが同じテナーサックス奏者であるジョン・コルトレーンと共演した唯一の録音として有名。
IV)普段の活動について
普段の活動では、主に『JAZZ STANDARD BIBLE」というJAZZの譜面集を参考に、ジャンルは問わず、部員同士のセッションを行っています。
現在の部員は20人。中学生1年生/2年生がおらず、高齢化が進む一方です。
内部生向けとなりますが、今回の公演でJAZZに興味を持った中学生1年生/2年生がいらっしゃれば是非(その他の学年も!)、放課後音楽教室にお越しください。毎週木曜日/金曜日に活動しております。
この公演によって、少しでもJAZZというジャンルに興味を持っていただける方がいると嬉しいです。
校内マップ