やぎの研究

やぎの研究

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団体情報

総合講座「やぎの研究」

「やぎの研究」とは?

「やぎの研究」は2011年に始まった総合講座です(部活だと認識している方もいらっしゃいますが、厳密には部活ではないです)。武蔵の総合講座は高校生を対象とした生徒の自主的な活動による総合的な学習ですが、本講座は中学1年生から参加する生徒が多く、現在は中学1年生から高校3年生まで様々な学年の生徒約20名が日々やぎと触れ合っています。ちなみに、本講座では武蔵で飼育しているヤギのことをよく「やぎ」と平仮名で表記しているため本サイトでもこれに則ります。

「やぎの研究」の理念

先ほど紹介した通り、「やぎの研究」は2011年から始まりましたが、実は武蔵では総合講座が発足される以前にも生命とのやりとりを行う課外活動が行われていました。そこでは鶏を飼育し、卵を食べたり絞めて解体を行ったりしていたそうです。本講座ではやぎを食用で絞めることはありませんが、日々やぎの世話を行い、出産を見届け、乳を搾る、そうした経験を通して生徒は人間と関わっている家畜、ひいては生物について考えております。

また、ヤギはヒツジと並び昔から家畜として人に飼育されてきた歴史がありますが、温厚で群れることを好むヒツジとは対照的にヤギは群れの中でも個体ごとに行動をとり、よく仲間と喧嘩を行い機嫌が悪いと人に角を向けることもあります。このような自己主張を好み集団の中での個を重んじるヤギの性格は武蔵の教育方針である「自調自考」と通じており、「Be a goat, not a sheep(羊になるな、やぎになれ)」という言葉が掲げられる程です。(やぎ舎でぜひこの言葉をご覧ください!!)こうしたヤギとの触れ合いを通して、武蔵生としての自分についても考えさせられます。

やぎの研究の活動

本講座では主にやぎの世話と研究を活動内容としております。

やぎの世話は毎日朝と放課後にあり、2,3人の生徒でやぎ舎の掃除や餌やり水替え、観察記録などを行います。世話は当番制となっており、日曜・祝日や休みの期間でも必ず誰かが登校して世話をする必要があります。

また「やぎの研究」という名前の通り、生徒は日々の世話や観察を通して気になったことや調べたいことなどを見つけ研究を行っています。研究の成果は毎年小冊子にまとめ、記念祭で配布しております。(配布場所はやぎ舎にある小テントです。ぜひお越しください!!)

その他にも、やぎを小屋から放ち学園構内の草葉を食べさせる散歩や、数年に一度よその牧場から雄山羊を迎え入れ行う繁殖など、様々な活動を行っています。

武蔵にいるやぎの紹介

現在やぎの研究では5頭のやぎを飼育しております。講座の開設当時に迎え入れたメメ・ちいを祖先にもち、どのやぎも性別は♀となっております。

  • つばき(2017/2/16~)…角の曲がった、群れのボス的存在。人懐っこく撫でられるのを好みます。

  • ピピ(2018/12/24~)…おとなしい性格の親やぎ。おとなしい性格で耳や鼻の斑点が特徴的です。

  • もなか(2023/2/17~)…灰色の毛色や背中の黒い筋が特徴的な仔やぎ。ピピの孫で名前は親の「モカ」が由来です。

  • しい(2023/2/22~)…茶色と黒の柄が特徴的な仔やぎ。キノコの「しいたけ」から名前を取っています。

  • えのき(2023/2/22~)…つばきの孫である、白い仔やぎ。しいとは双子の関係にあり、名前はキノコの「えのき」を使っています。

仔やぎ同士では喧嘩をよく行うので、記念祭でも運が良ければ見られるかもしれません。

終わりに

武蔵のやぎはとても可愛く、私もよく昼寝を見たり撫でたりして癒されています。ぜひ一度、やぎ舎でやぎを観察してみてはいかがでしょうか。

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